チャーチモードを学ぼう!その1
ギタリストのデワヒロキです。
今回は『チャーチモード(Church Mode)』について説明したいと思います。
ちなみに日本語では『教会旋法』といいます。
アドリブでソロをとったり、作曲する上でとても役立つ知識だと思うので、ぜひ覚えてみてください!
~チャーチモードって?~
モードとは、スケールやコード進行の持つ「響き、雰囲気」という意味です。
チャーチモードとは、中世ヨーロッパで使用された音階のことで「メジャースケール(Major Scale)=アイオニアン(Ionian)」を基準に、アイオニアンから派生する6つのモードのことをいいます。
ここではCアイオニアン(=ドレミファソラシド)を基準にみてみましょう。
(青の数字は音と音の距離)
Cアイオニアン(Ionian)=メジャースケール ド, レ, ミ, ファ, ソ, ラ, シ
Dドリアン(Dorian) レ, ミ, ファ, ソ, ラ, シ, ド
Eフリジアン(Phrygian) ミ, ファ, ソ, ラ, シ, ド, レ
Fリディアン(Lydian) ファ, ソ, ラ, シ, ド, レ, ミ
Gミクソリディアン(MixoLydian) ソ, ラ, シ, ド, レ, ミ, ファ
Aエオリアン(Aeolian)=ナチュラル・マイナー・スケール ラ, シ, ド, レ, ミ, ファ, ソ
Bロクリアン(Locrian) シ, ド, レ, ミ, ファ, ソ, ラ
始まる場所が違うだけで、構成音は全て同じです。
これではすべて覚える必要が無いように思えますが、そんなことはありません。
どのモードも持っている個性が違うのです。
次回はルートを固定して各モードを説明しますよ!